「新世界菜飯」の外観と内観
神保町駅から歩いて1分ほどのところに「新世界菜館」はあります。
店舗の外観は「高級中華料理店」です。
店の外観から言って、入るのは少しためらわれるオーラがあります。
実際にディナータイムは高級中華料理店になるのですが、ランチタイムはお手頃な価格で美味しい中華料理を食べられる店になります。
店内に入ると、店員さんが空いている席に案内してくれます。
店内の内装は、テーブルも椅子もさすが高級中華料理店という重厚な雰囲気を醸し出しています。
実際に座ってみると、手触りが違い、高級店は「違うな」と思わされます。
「新世界菜館」はさまざまな料理がランチタイムでも食べられるのですが、カレーが美味しいと聞いていたので、この日は排骨カレー(1200円)を注文しました。
カレー激戦区と言われる神保町でもトップレベルの評価を受ける「新世界菜館」のカレーはどのようなカレーか食べてみたかったからです。
卓上調味料は、醤油、ラー油、酢、コショウ、からしとなっています。
お好みに合わせてどうぞ。
「新世界菜館」の排骨カレーを喰らい尽くす!!!
注文してから10分ほどして排骨カレーが到着!!!
スープとサラダがついてる上に、この大ボリューム!!!
まずはサラダ。
サラダはドレッシングも適度に酸味が効いていて美味しかったです。
そしてこのスープが美味しかったです。
濃厚な旨みと適度な塩味のバランスが抜群でした。
さすが高級中華料理店の出す料理だと納得のスープでした。
このスープですが、レンゲですくうと半透明のスープという事がわかると思います。
透き通った液体の中に、こんな旨みが凝縮されているのかと驚きました。
そしてメインの排骨カレー!
排骨カレーの上にのっかっている白い食べ物は、温泉卵です。
スプーンの大きさと比較すると、このカレーの大きさが伝わるでしょうか。
さっそくパクリ。
美味しいです。
ただ、この美味しさは少し普通の美味しさとは違うと思います。
神保町には数々のカレーの名店がありますが、その名店はとても派手な味をしています。
神保町を代表するカレーの名店の「ボンディ」は濃厚で芳醇な味わいの欧風カレーを出しています。
他のカレー店も競い合うように濃厚できらびやかな味のカレーを提供しています。
しかし、「新世界菜館」のカレーの美味しさは濃厚で華やかな味とは対極にあります。
一言で言えば、古き良き家庭の味のカレーです。
落ち着いていて地味な味で、どこか懐かしさを覚えるような味のカレーとなっています。
「カレー激戦区の神保町を代表する味のカレーはどんな『すごい』味なんだろう」と期待に胸躍らせていくと肩透かしを食らうかもしれません。
そしてカレーの上にのっかっている排骨が美味しい!
カリっとした食感で、中に柔らかくて美味しい肉が入っているのでたまりません。
排骨の美味しさに「新世界菜館」の底堅い実力を感じます。
排骨はちょうどよい大きさに切られているので、食べやすかったです。
「新世界菜館」の感想
「新世界菜館」のカレーは美味しかったです。
ただ、その美味しさが神保町の他の有名カレー店とは全く違うベクトルだった事に驚きました。
派手さはなく、落ち着いた家庭的な味わいのカレーを提供していました。
だから、「普段食べた事もないような美味しいカレーを食べたい!」という人が食べると少し肩透かしを食らうかもしれません。
一方で、「新世界菜館」のカレーが数多くの人から支持されるのもわかる気がします。
「新世界菜館」では、他の外食では食べる事の出来ない家庭的な味のカレーが食べられるからなのではないかと思います。
「新世界菜館」で食べた人の思い出になる味なんだろうな、と感じました。
また、カレー以外の料理もクオリティが高く、今度行くときはカレー以外の料理を食べてみたいと思いました。
「新世界菜館」の店舗情報
店名
新世界菜館
営業時間
月~土
11:00~23:00(L.O.22:00)
日・祝
11:00~21:00(L.O.20:00)
定休日
年末年始
住所
東京都千代田区神田神保町2-2新世界ビル